初恋は夢の中

静かに、一つ一つの部屋のドアを開け、中を確認する…



当たり前のように、誰もいない…



最後は、先生と私の寝室に…



カチャ…


スーッと、ドアが開く…


物音一つしない部屋。

隠し部屋、クローゼット、ベッドの下まで隈無く探す。


誰も、なにも、変わったトコロはない…。



気のせい…か…。



ベッドの上に、仰向けになって寝転んだ。



まだ、心臓がドキドキしている…



鼓動を、落ち着かすように深呼吸をした。



それでも、鼓動は落ち着かず汗も流れ続けた…