初恋は夢の中

担当のプランナーは、一杯一杯だったらしく、私達の話を聞くのを忘れていたらしい…


当然だろう…!?


私達は、申し訳無く思った…




「もうこの状況じゃ、私達だけじゃダメだと思うんだけど…。そう思わない?」
夏香が言った。


そこで私達は、お式に出席した人を呼び集め、会議を今更だが開いたのだった…



―― 披露宴 10分前 ――



会議室に、ずらーっと数十人…


まず、式を撮影していた人達を集め、プランナーとスライドの作成を始めて貰った。


次に、残った人達に、桃子から受け取った用紙のコピーを配る。


そして、用紙に書いてあった不明人物(!?)の割り出しに当たった。


ある程度、割り出しが出来た所で、担当を決める。


新郎の方は、桃子のお父さんを助けて(!?)くれた、お医者さんを代表に担当を任せた。


新婦の方は、勿論私達。


親戚の方々には、極力披露宴に参加をしてもらう事にした。


両家の知り合いもいたので、臨機応変に対応して行動をして貰う事にする。


用紙に書いてある、まだ判明していない人は、プランナーに任せ探してもらう事にして、ある程度決まった所で、私達は解散した。