―― 披露宴 30分前 ――
私達は、担当のプランナーを見付け、桃子から貰った用紙を見せた。
担当のプランナーも、案の定困り果てていた所だった。
勿論、桃子に、一方的に無理難題を披露宴直前になって、言われたのであった。
その無理難題のご要望とは…
お式のビデオを、披露宴の時に流したいという事だった。
通常は、お式と披露宴を続けて録画をするのだ。
しかし桃子は、私達の幸せな姿を皆にも見せて上げたいの、と頭を下げてきて根負けしてしまったそうだ…
「お式のビデオで、流す所あったっけ?」
夏香が、呆れて言った。
「今から編集なんて、時間が無さすぎるよ…」
私は、時計を見た。
「ねぇ、誰かビデオでもカメラでも良いから撮ってなかった?」
夏香が何か思い付いた。
「そういえば、新郎の方で何人かいたよね…」
真理が、思い出した。
「それを借りてきて、プリントアウトしてスライドショーなら、イイところ(!?)しか目に触れないんじゃない!」
「夏香ぁ!あったまイイー!」
私達は、口々に言った。
「早速、聞いてきます!」
担当の人が行きかけたのを、私達は慌てて止めた…
私達は、担当のプランナーを見付け、桃子から貰った用紙を見せた。
担当のプランナーも、案の定困り果てていた所だった。
勿論、桃子に、一方的に無理難題を披露宴直前になって、言われたのであった。
その無理難題のご要望とは…
お式のビデオを、披露宴の時に流したいという事だった。
通常は、お式と披露宴を続けて録画をするのだ。
しかし桃子は、私達の幸せな姿を皆にも見せて上げたいの、と頭を下げてきて根負けしてしまったそうだ…
「お式のビデオで、流す所あったっけ?」
夏香が、呆れて言った。
「今から編集なんて、時間が無さすぎるよ…」
私は、時計を見た。
「ねぇ、誰かビデオでもカメラでも良いから撮ってなかった?」
夏香が何か思い付いた。
「そういえば、新郎の方で何人かいたよね…」
真理が、思い出した。
「それを借りてきて、プリントアウトしてスライドショーなら、イイところ(!?)しか目に触れないんじゃない!」
「夏香ぁ!あったまイイー!」
私達は、口々に言った。
「早速、聞いてきます!」
担当の人が行きかけたのを、私達は慌てて止めた…


