初恋は夢の中

私達は、出逢った頃から分かっていた…

一緒になった時から、覚悟を決めていた…


知っていても口にせずに、ただただ、前だけを見て生きてきた…



大切なモノを失う…

深い哀しみを背負った私達は、孤独がどんなに不安で恐ろしいか…

誰よりも、知っている…


だから私達は、真剣に向き合って生きてきた。



歳の差は、どんなコトがあっても埋まらない。

それでも私は、先生を選んだ。

先生もまた、私を選んだ…


一人で孤独と闘うより、二人で孤独に立ち向かい乗り越える方を選んだのだ。


また一人になった時、想い出があるから、生きていける様に…



最後の最期の日に、貴方が居てくれて良かった…
そう、言える様に…



私達は、ココロを決めたのだ…


生涯、貴方だけを愛すると…