初恋は夢の中

先生はいつも、その日学校であった出来事を話してくれる。



私にとっても、懐かしい話が沢山あって嬉しい。



「そういえば、桃子達どぉーしてるんだろう…。私、暫く連絡してなかった…。」

「元気にしているそうだ…。夏休みを利用して、新婚旅行と両方のご両親の家に行くと言っていた。」

「そうなんだ…。新婚旅行か…。」

「美和子。ごめんな。進藤の代わりに、夏休みが取れなくて…。でも、お盆は休めるからどこか行こうな。」

「うん!私は、大丈夫。桃子達には、旅行を楽しんで貰いたいから…」

「そうか…。」

先生は、私の手を握った。


そして先生は、ふと私の首下に目がいく。



「美和子…?」


先生は、目を大きくさせ呟いた…