「俺らと同じ高校くんだろ?」

「うん。そーだよ!」

「あ!仕事はどーなんよ?」

「がんばってるよ。楽しいし」

「雑誌とか結構のってるもんなぁ」

「見てくれたんだ!」

「モデルってほんとすげーな」

言い忘れてたけど
私は中学2年から雑誌などのモデルをしているんです。

「そんなことないょ。てかさぁ涼、かっこよくなったね」

私は涼の頭をくしゃっとした。

「だろ??」

「ナルシだぁ!!!!」

涼はニカッと笑った。
昔からこの笑顔がほんと好きだったなぁ…。

「好きな人いるでしょー?」

私の質問に涼は笑いながら言った。

「当たり前じゃん。」

…だよね。

自分で聞いたのに少しガッカリしてる自分がいた。
なんでだろ??
ずっと4人一緒にいると思いたかったからかなぁ…?


「そっかぁ!」

「真桜は?」

「秘密っ!」

こう言い残し私は走りはじめた。


「ちょっと!待てよー」

「ばーかー涼。遅いよ」


家にあっというまについてしまった。

「じゃあねー」

扉を閉めようとしたら

「学校一緒に行くからな??じゃあな」


と、聞こえてきた。



小学生のころみたいに一緒にいけるのかなぁ?…なんて思いながら
私は掃除をしに部屋に向かった。