俺のまわりバカばっか。


「お、今度は轟木に

原稿見てもらってんのか」


鈴木がニタニタしながら言う。


「まぁ、お前の文章力は

すげーもんな。

今度、歌詞書いてこいよ」


「ああ、いいよ」


「そういや聞きたかったんだけど…」


俺は意を決して轟木に聞いた。



「俺が見たあのノートって

もしや日記帳?」