不良男が穏やかに去っていくと 俺はなんだかため息が出てきた。 「あいつだったらこの女優の 良さを分かってくれると 思ったんだけどなー。 お前、見るか?」 「いや、遠慮しとく」 「あ、お前、2D派(雑誌)か」 「俺はネット派だ。 そんなことより俺は あの男に失望した」 「そんなこと!? 俺のヨシミちゃんをけなしたな! 俺のファイアーパンチを受けたいのか!!!」