すると偶然にも開かれた ノートの文章に俺は 釘付けになってしまった。 「なんてすばらしい物語なんだ! 俺は彼の文章力に惚れてしまった! また会って、彼と話がしてみたいんだ! 同じ趣味を持った仲間として! なぁ、鈴木くん!」 「んなの、クソだよクソ。 そんなわけで聴いてくれ。 “モテたいロック”」 ジャランっと鳴らしてから 鈴木は「モテたいモテたい」 歌いだす。