「まぁ、大賞にも グランプリや最優秀作品やら いろいろあるけどな。 でも、一つの大賞で書籍化される作家は ごく一部だ」 「それじゃあ遠藤は無理だな」 鈴木はそう言って またエロ本に目を戻す。 「なんだよ。 また俺の小説はつまんねーって 言いたいのかよ」 なんでお前はそう 気分が悪くなること言うかな。