俺のまわりバカばっか。


「多分そのサイトの

トップページとかに載ってるだろ」


「マジだ。

お前、よく知ってんなぁ」


「由美子にお前の話したら

由美子から大賞に応募すれば?って

提案してきたんだよ」


ポニーテールで清楚な由美子さん。

今更ながら俺の趣味って恥ずかしいな。

でも、俺の書いたケータイ小説が

書籍化すれば…。


ヨシミちゃんが表紙になっている

エロ本から顔を上げた鈴木が言った。


「でも、大賞になるのって

一人か二人なんだろ?」