俺のまわりバカばっか。


「おわっ!」

隣に鈴木がいたことに

驚く俺。


「帽子もアクセサリーも

有栖は試着しなかった。


それは自分が欲しいものじゃなくって

第三者に渡すものだからだ」


「なんだ気づいてたのか。

多分、その第三者っつーのは

あの男の彼女だろうな」


「つまり俺達は

"付き合ってください"

の古典的な勘違いを

したわけだ(-∀-;)」