結局、あのあと

次の休み時間に

有栖のもとを訪ねたが

有栖は付き合うことを

一言も言わずいつも通り

接していた。


それがなんだか

歯がゆい。


秘密って言ってたけど

それって俺らにも

有効なんだな。


「あいつモテるし」


「そうなんですか?」