「気づかなかったのも 仕方ありませんよ。 私、中学のとき 学校に来てませんでしたから」 つまり不登校者だったのか。 なんか…悪いことしたな…。 「あの…自分から言っといて なんですが…私のこと 気にしないでください」 彼女は困ったように笑う。 「ああ」 頷くことしかできない 俺って情けねぇ。