「お前って感情の

強弱って激しいよなー」


鈴木がいつものどうでもよさそうな

テンションで俺が読んでた少女マンガを

パラパラめくる。


「けっ。

裸シーンないのかよっ」


「純愛マンガなんだから

あるわけねーだろ」


「それにしても少女マンガって

わけわかんねーよな」


「ああ、わけわかんねー」