「次に大空茜。貴様は我がマリア学園の姉妹高である、葉月学園の男子と喧嘩。ほぼ毎日と報告を聞くな」

「……うっ」


後ろでは、あぁ~、と何故か納得した声。


「そして神崎優里亜。貴様に至っては学園生活に問題はないが、バイト三昧だそうだな?我が学園は禁止しとるはずじゃが」
「…ちっ」


こちらもあぁ~と納得している。


「最後に桜木遥。貴様であろう?調理室が爆発していたのは」

「…はいぃ」



「「「何作って爆発したの!!!?」」」

「…アップルパイ」


「「「「何で!!!!!??」」」」


「分かんない」


しゅん、と項垂れる遥だった。


「とまぁ、上げだしたらキリがないな。コレが貴様等じゃ。今年は貴様等の好きにはさせんからのぉ」

「ンだとクソババア」

「あ、茜ぇ~」


亜里沙が茜を掴む。
今にも飛びかかりそうだったので。


「貴様等にはこれから、任期が終わるまで儂の手足のように使ってやるわ」