深い意味ないって思ったのかな…
ホッとしたような…してないような…

『あ…雛です。井上雛』


何となく男の人と話すのは昔から少し苦手なあたしは 少し俯きながら答えた

『雛ちゃん。これからよろしくね』


ポンっとあたしの頭に手を置いて那智は微笑んだ

この人すごいふんわり笑う人だなぁ…

ドキドキしていたハズなのに何故かとても冷静にそんな事を想った


それから何となく話すようになって

いつの間にか あたしと舞 那智と那智の親友 優太君といつも一緒に過ごすようになっていた…