なんだか訳がわからないまま もう太陽がサンサンと輝いている街へ繰り出した

しばらく電車に揺られ 着いた先は有名なテーマパーク

ホントに来ちゃった!那智って以外に 行動派なんだね… しばらくボケーっとしていると 那智はチケットを買って来てくれていて あたしの手を握ると テーマパークへと入った


ジェットコースターを連続で乗った
コーヒーカップでゆっくり な〜んて思ったら那智がめいっぱい回すから 案の定終わった時は 二人してもうヨロヨロ
お化け屋敷は嫌!って言ったのに 無理矢理連れて行かされて 本気泣きして那智が爆笑した


疲れたら二人でベンチに座ってアイス食べた


すっごい幸せで 今この時が 止まってしまえばいい…強く願った…


日も沈みかけ 最後に観覧車に乗った
何となく緊張して あたしは窓の外ばかり見ていた


『俺さ…正直花奈の事。まだケジメついてないんだ…』

那智は外を見たまま口を開いた

『本当に好き…なんだけど…』

あたしも外を見たまま…ただ景色は霞んで見えた だけど泣いてはいけない

『うん。ちゃんと話したほうがいいよ』