定義はいらない

東京ディズニシーの2月の風は寒い。

海からの風が時々激しく吹き付ける。

アフター6で入園した私と遥は

アトラクションの2つ乗ると

すぐにご飯へ直行した。

雰囲気を楽しみながらディズニーシーで夕食を食べる。

私たちが時々するお気に入りの独身貴族の遊びだった。

こんなこと、結婚したらなかなかできない。


秋以来、久しぶりに会う遥は少しキレイになったようだった。

こんなに睫毛が長かっただろうか?

こんなに頬は赤かっただろうか?

嫉妬する。


不倫して

捨てられて

彼氏でもない男と寝て

内密にしろと言われる私とは違う。


彼女は結婚するのだ。