「それ。お水あげてないでしょ」

シゲルは慌ててコップいっぱいの水を頭から注いだ。

こんな寒い季節に水をかけるのは可哀想だと思い、水をやらなかったのだ。

喉がカラカラだったに違いない。
意思表示が出来ないのに…可哀想に。

やつは一週間かけてゆっくりと若返った。

「ごめんね。僕を許してくれ。許してくれるなら一秒以内に瞬きをしないで」

やつはキョトンとして、四秒後に瞬きをした。