シゲルは怒り、再び花屋を訪ねた。
カウンターで、女は種の整理をしていた。

「どういうことですか!」
シゲルは言った。

女は顔を上げ、意外そうな顔をする。

「花が不良品でした!」

「そんなはずはないわ」

女は髪を結んでいたゴムを外すと、種を隅に寄せた。

シゲルは彼女の正面の席に座る。