そう…
中嶋の言った言葉は、
あたしたちの始まりの曲…
あのラブソングの歌詞だった。
「俺さ、柏木に何て声をかけようか…めっちゃ迷った。そんなときに…あのラブソングの歌詞を思いだしたんだ。
こんなことしか言えなくて…ごめんな」
あたしは十分だった。
中嶋に心配してもらって…ホントに幸せだ。
「中嶋…いつも、いつもありがとう!!」
「いやいや…意外と元気そうで安心した。もう…好きじゃないみたいだし。」
「うん、もう好きなんかじゃないさ♪それより…中嶋、部活は??」
中嶋はユニフォーム姿だった。
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