「お前が何かに傷ついたときに、お前が自分を責めてしまうときに、俺はギュッと強く抱きしめるだろう。そして耳元でこういうだろう…」 中嶋は、そういいだした。 「え…??」 するとあたしの耳元で… 「人間ってそんな立派なものかい??人生ってそんなかっこいいものかい??誇れるものだけじゃないさ、人間だろ。全部抱きしめて、ほら顔をあげなよ。」 「…あ。」 中嶋の顔を見ると… 「わかった??」 「それ…あのラブソング…」 「正解♪」 中嶋はニカッと笑った。