真ん中の家



『お、おい、あ、あ、あれっ…』

駿が目は僕に向け
体は龍に向け
そして、指を変わり果てた丈に向け


絞りだすような声で訴えてきた。


『………生きてない…よな……』


龍が流れる冷や汗を拭いながら言った。
その声も震えている。



僕らは小5にして
わけもわからない家の中で
大切な友達を
しかもわけもわからない仕掛けで


一瞬にして失ってしまった。