キーンコーンカーンコーン…


ホームルームの終わりを告げる鐘が鳴った


「以上!!あぁそうだ、天音、放課後職員室な。」


教室のドアに手をかけ、
あたかも今思い出しましたみたいな顔をする丸ちゃん先生


『のぉおおお!』


お前なんか丸ちゃん先生じゃなくて丸禿げ先生だこのヤロー!

と机に頭をガンガンとぶつけながら叫ぶ天音


「…諦めな、 瑞季」


そんな天音の肩に手を置いた少女


『ゆっこ~!!』


天音は彼女に泣きながら抱きついた

彼女は天音のクラスメイトで親友の九尾 勇子(ツヅラオ ユウコ)


「てか、アイツまた来てるよ…」

『Σげ…!!』


一瞬にして顔をしかめた天音
それもそう…


「みーずーきーちゃ~ん♡」


奴が来たから。