虹色の階段


雲一つない空…

煌めく太陽…

鳥の鳴き声…

皆さん、今日はとても清々しいあさ…


『じゃないよ!何説明しちゃってんのアタシ!急がないと遅刻やないかーいっ』


…変な目で見ないでね。
アタシは天音瑞希!
風光学園に通うごくごく普通の高校2年生。

…アタシは今寝坊して学校に遅刻しそうになっていて猛スピードで走ってます!

だから詳しい事は後で説明します!
…多分…。


『遅刻したら丸ちゃん先生煩いのに~っ!』


※アタシの担任で頭がハゲてて丸いから丸ちゃん先生になりました!


10分後…

校門の前に立ち尽くす瑞希…


『……?』


目の前には高い高い柵が…


『…嘘だよね~、まだ時間大丈夫なはず…』


アタシは右手首についている時計を見る…

『9時50分…?』


確かこの学園の登校時間は10時00分…


『完全アウトじゃないかーっ!まさかのあと10分?!』


5分のカップラーメン2個作れちゃうよ!?


『仕方ない…今日はあの場所から入ろう!』


あそこ嫌いじゃないし案外入りやすいし、

よし!
あそこに行こう!

アタシは猛スピードでそこに向かった