宮間探偵事務所事件ファイル




「警察が頼りになんないからココに来てんの。ちょっとは脳みそ使う努力したらどう?」


横目でそいつを睨み、べぇ、と舌を出す。


すると、そいつがあたしを殴ろうと腕を振り上げる。沸点低すぎ。


その腕を屈んで避けて、相手の懐に潜り込み、腹を思いっ切り殴る。


「このガキッ」


後ろから赤髪の声が聞こえた。