<……今からそちらに車を向かわせます。マンションに着いたら電話をしますから、それまではそこに居てください>


解りました、と返事をして電話を切り、リビングに戻る。


「迎えに来てくれて、事務所で話聞いてくれるって」


舞ちゃんは小さく頷く。


「……ごめんね、迷惑とか、心配とかかけちゃって」


「大丈夫だよ。……それより、どうしたの……?」


舞ちゃんの隣に体をくっつけて座る。