あたしの家に帰り、舞ちゃんがさっき貰った白い箱を開ける。 「ネックレス……?」 シンプルな飾りがついたネックレスの下に白い紙を見つけた。 「何これ」 それを取り、広げると舞ちゃんも覗き込む。 『所員の小泉が作ったものです。 もしもの時のために付けておいてください。 ペンダントを押すか、チェーンを外すと発信機のスイッチが入ります』 「……すごいね」 舞ちゃんの感想に頷く。