「と言う訳なんですけど……」 「大森さんは、高杉さんがこうしていることを知っているの?」 東屋さんが口を開く。 「あ、いえ……。舞ちゃんに言ったら止められるだろうし……」 「警察に頼る、と言う考えはなかったの?」 「警察は……頼れない、から」