〜それから1年後〜私は晴れて幼稚園に入園できた〜

母のいない生活が、私の中では当たり前になっていた。
いや…母なんて知らなかった。むしろ、私を生んだの親は父だと小学6年まで思っていたのだから、母は最初からいないと思っていたから家族には話さなかった。

幼稚園児の頃は泣き虫だった。
家では、毎日のように妹と喧嘩をして負けて、顔中に引っ掻き傷を付けられて泣いた。

外では、はしゃぎすぎて転んで泣いた。

幼稚園では、男子にからかわれたり、ステージや段差から突き落とされ泣いた。

私は、心が精神的に成長していなかった為に弱くてダメダメだった。

それからみんなと遊ばず、1人で積み木したりお絵かきをして遊んだ。

家でも妹とは遊ばす1人で遊んだ。