空~sky~


キーンコーンカーンコーン・・・

午後の授業がはじまった。

めんどくさいなぁ・・・。


コロン・・・

あ!消しゴムおとしちゃった・・・!

私は急いで拾おうとした。

え?

「はい。気をつけろよ」

優斗は笑って 窓の方を見た。


いつも 私の隣の席で

窓の方に顔をむけ

空をみている 藤宮 優斗。

なんでだろう・・・?

なんでいつも空をみてるのかな・・・

私はそんな優斗のことがどんどん

知りたいって思った。

 私、高校2年生 山口 美恋は

優斗に恋をしました。