広い校舎の中、メグと迷いそうになりながらも、なんとか軽音部の部室に着いた。
そこは、あたしの想像以上に広い部屋で。
「広いね優芽…」
「うん…そうだね」
なんてメグと会話したほどだった。
すると。
「仮入部の方ー! ちょっと説明しますんで集まってくださ~い!
」
という先輩らしき人の声が聞こえてきた。
「…だって! 優芽、行こっか?」
「うん」
メグと先輩の方へ歩きだしたそのときーーー。
~~~~~♪~~~~~♪~~~………
ギターの音色が聞こえてきた。
え………
これって…きらきら星だ。
あたしの大好きなきらきら星の歌。
こんな小さい子しか歌わないような曲…あたし以外に弾く人なんて居たんだ…。
この人も、きらきら星が好きなのかな?
そう考えだしたら、自然と足が歩きだした。
「えっ!? ちょっと優芽!!」
あたしを引き止めるメグの声が背後から聞こえたけど、今のあたしは、それさえも気にならない。
なにかに導かれるように、あたしは音色のする方へと引き込まれていった。
