「てかお前、どこ行ってたんだよ」
晴空先輩は、戻ってきた巧先輩に聞く。
「ああ!! そうそう、これ!」
そう言った巧先輩が手にしていたのは、軽音部に提出するプリントだった。
「バンド作ったら、これ提出しないとな!」
と付け加えて。
「優芽…巧先輩たちとバンド組んだの?」
そうだ、あたし、メグともバンド組みたかったんだ…。
「うん…。誘ってもらったの…」
「そっか! 良かったじゃん!!」
「メグは?」
「あたしはまだ…。優芽探してたからじゃん!」
「そっか! そうだよね…。ごめんね…」
「えっ!? そんなつもりで言ったんじゃないよ!! 謝らないで!」
どうしよう…。
あたし…メグに悪いことしちゃった…。
晴空先輩ともバンドは組みたかった。
ただ純粋に彼の才能に惹かれたから。
でも…メグとも組みたい。
あたしのことをいつも側で見ていて、支えてきてくれたのはメグだもん…。
それに、メグだってすごい才能の持ち主だ。
バンドを組むなら、最低でも4人は必要。
まだ…4人目は決まってないはず。
うん…うん!!
あたしから、メグともバンド組みたいって、お願いしてみよう!
うん!
それがいい!
