お姫様はNo.1!!

私が聞くと、母さんはごめんごめん、
といって話をもとに戻した。


「和哉にはもう言ってあるんだけど、
龍桜の事は秘密にしておいてね??

特に、総長である由華と、
幹部である遥奈ちゃんはね。

岳人くんと隼人くんには、
ご両親に伝言を頼んでるから」


 <龍桜>

それは全国NO.1の暴走族で、
私、中井 由華-nakai yuka-は
その歴代最強の15代目総長。

兄貴は副総長で、
遥奈は幹部の一人。

ちなみに、母さんは14代目総長。
父さんはその時の副総長。


そのことを秘密にしろと…??


「何で??」


私の代わりに遥奈が聞いた。


「混乱するからよ。

龍桜の情報は外には絶対に
漏れないようにしてるでしょ??

だから普通に考えて、
私たちの族はほとんど謎の暴走族なの。

そんな族の総長たちが
普通に高校に通っていると
知られちゃったら混乱が
起きちゃうかもしれないからよ。

…分かった??」

「「…はい…」」


私と遥奈は母さんの後ろから
黒いオーラと般若の顔が見えたから、
素直に返事を返した。