そして5秒もたたないうちに、背を向けた千里からスヤスヤと気持ち良さそうに寝息が聞こえてきた。
俺はベットの横で、ただ呆然と立ち尽くすしかできずにいた。
最悪だ……。
なんだこれは。
なんなんだこれは!
俺が一体なにしたっつうんだよ!!
「クー…クー…」
一定のリズムで聞こえる千里の寝息と時計の秒針の音が、妙にむなしい。
厄日だ…。
今日は絶対厄日だ!!
100%絶対に厄日だ!!!!
ちくしょう!!!!
俺の平穏で幸せな日々よ、
カムバ――――――――――――ック!!!!!!!
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