なんだかいきなりしおらしくなった千里の言葉に、俺は恥ずかしくなってベットから目をそらした。
「だからね、あたし…もうそうゆうのやめる。もう、知らない男の人の家に泊まるのは、仁で最後にする。」
「……うん、そうしろ…。」
それがいい。
普通の中学生に戻って、友だちと遊んで、誰かを好きになって。
お前にとって今一番大事なのは、そういった普通の生活だよ。
「だからね……」
「ん?」
「あたし、ここに住むことにした。」
「うん、そうし…………」
・ ・ ・ ・ ・ 。
えっ?
「ここに仁と一緒に住んで、」
え、えっ?
ちょ…
「バイトもちゃんとして、」
ちょ待っ……
「そんで、家賃もちゃんと払う。だから仁、」
ちょっと待てよ…!
「よろしくね!」
だから何でそうなるんだよぉーっ!!!??
