何を考えたのか、千里は勝手に俺のベットに入ってしまった。


そしてさも当たり前のように、「何って…眠いから。」と目をこすりながら言って、横になった。



ってちょっと待てちょっと待てちょっと待てって!!!!!


「おまっ…泊まってくつもりかよ!?」

「え?うん。ダメ?」

「ダメに決まってんだろ!!ちゃんと帰れって!」

「えー、いいじゃん別にー。」

「よくねぇっつうの!!」


お前がよくても俺はよくねぇんだよ!!


中学生とはいえ、コイツは一応女なわけで、その……と、とりあえずよくねぇんだよ!!



「何?こんな時間にひとりあたしをほっぽり出すってわけ?」

「別にひとりでなんて言ってねぇだろ。俺が送ってってやるって。」


つうかお前がすんなり話してくれたら、こんな時間にはなんなかったんだよ!



「あたし、帰らないよ。もともと帰るつもりなんてなかったし、帰る家だってないもん。」

「はぁ?何言ってんだよ。父ちゃん絶対心配してるって。」

「だからお父さんなんかいないっつってんじゃん。」

「お前なぁ…。」

「あーもううるさいなぁ。何なの?一緒に寝たいわけ?」

「ばっ…ちげぇよ!!!」


んなわけあるか!!!!

つうか人のベット勝手に占領しといてなんだよその態度!