着いた先は屋上だった。

今日は曇っていて
余計に嫌な予感が心に広がった。


美咲が足を止めて
あたしを見たときには
教室で話しかけていた
瞳の明るさはなくて
逃げたくなるほどに怖い。


美咲「あんた…
   最近調子乗ってんだろ。」


やっぱり先生の事みたいだ。


遥香「乗っ…「ふざけんなよ…ッ‼」


ビクッ

叫びにも似た怒鳴り声。
怖い…。


美咲「先生と補習ばっかしてんだろ!?
   先生に近付くんじゃねぇよ‼」

殴られる…ッ


誰か…
助けて…。


その時屋上のドアが
重い音をたてて開いた。