先生が好き。



重い扉をぎぃっと音をたてて開く。



開けた瞬間に冷たい風が頬を撫でた。



―屋上ならいるかもしれないと、
勘だけを信じてここにやってきた。



「そんなに急いでどうしたの。」



…やっぱりいた、
声だけでわかる
あたしの大好きな先生…