遥香「先生…。」


成瀬「ん?」


先生があたしを見た。


あたしはそっと先生に近付く。


遥香「あたし…
   -先生が好き。」


止められなかったの。


伝えちゃいけないなんて
痛いほど知っていた。


可能性なんて0に近いんだから。


それでも少しの期待と可能性を信じて
想いをあなたに伝えてしまった。



先生は驚いていた。


…当たり前か


あたしは他人事のように
先生の反応を見ていた。