遥香「終わったー‼」


地道にプリントをホチキスで
止めていった手伝いは
やっと終了した。


成瀬「っあー‼
   お疲れ。助かったよ、ありがとな。」


伸びをしてプリントを
重ねながら先生が言った。



遥香「いいですよ。
   ジュース奢ってもらったし(笑)」


空になった缶を先生に見せながら言った。



成瀬「おう(笑)
   もう7時だな…。
   外暗いし送ってやるよ。」


遥香「え…いや、大丈夫ですよ!
   歩いて30分で家に着くんで…」


成瀬「だめ。
   遅くなったの俺のせいだし。
   よし‼早く準備しろよ?
   終わったら職員室の前で待ってて。」



遥香「あ‼せんせ…
   勝手に決めないでよー!」



大体にして何で送ってくの?



徒歩?



…先生の車!?



遥香「はぁ…」



しぶしぶ用意をして
教室を出た。