「「はぁ…」」

2人で昇降口に
隠れる。

真由「なんであたしまで
   隠れてんの…?」

遥香「しょうがないじゃん…。」

真由「何がしょうがないんだか…」

遥香「先生と2人きりだよ!?
   あたしが死んでもいいの!?」

真由「前は喜んでたのにね…
   あんたの変わりように
   びっくりするわ。」

…確かに前は喜んでいた。

授業中に寝る理由の1つでもあった。

いつからこんなに臆病に
なっていたんだろう。

今ではこんなにも震えてしまうのに。

あの頃の自分より
貪欲になってしまったからだろうか…。