―梅雨も終わり夏の眩しい日差しが
教室を照らす。

窓際の席は日差しが暑くて
制服のシャツを捲くった。

黒板を見ようと顔を上げた時

遥香「わっ…」

成瀬先生があたしを見ていて
声をあげてしまった。

成瀬「俺の顔見て驚くなよ」

苦笑しながらあたしの席に
近づいてくる先生。

あっ、そっか。

今は英語の授業だから
成瀬先生がいるのは当たり前。

やっと納得したとき
成瀬先生が机の前に来た。