「悪いがスペードの騎士、あんたの負けだ」 「何!?」 「魔王は俺の味方だ」 と、いきなり呟き両腕を青い空へ向けた。 にっと笑う口元がフードから見えた。 ぞくっと体が震える。 目に映るもの‥それは覚醒した悪魔の姿。 「DEVIL CROWN」 口元をゆっくり動かした案内人。 悪魔の王冠、と。