「俺の顔なんかついてる?」
恭ちゃんがあたしに問いかけた。
「えっ?ついてないよ。何で?」
「何でって、俺の顔じっと見てるから。もしかしてみとれてた?」
「そんなんじゃないよぉ。」
「すっげぇ見てたけど。どっちかっていうと、見つめてたかな。」
「うそ、見てないってばぁ。」
恭ちゃんがからかうから、照れ隠しに笑っちゃう。
「やっと笑った。もしかして緊張してる?電車の中からずっとムスってしてた。」
「えっ………うん。すっごくしてる。恭ちゃんはしてないのかなぁ、と思って、見てた。」
「そっか。俺はまだかな。たぶん着替えたら緊張すると思う。」
「大丈夫かな?あたし。」
「大丈夫だって。いつも通りにやろう?俺が一緒じゃん。」
恭ちゃんがとっても頼もしい、大人に見えた。
背だってそんなに変わらないし、まだまだ細いし。
あたしの方が大人だと思ってたのに。
恭ちゃんがあたしに問いかけた。
「えっ?ついてないよ。何で?」
「何でって、俺の顔じっと見てるから。もしかしてみとれてた?」
「そんなんじゃないよぉ。」
「すっげぇ見てたけど。どっちかっていうと、見つめてたかな。」
「うそ、見てないってばぁ。」
恭ちゃんがからかうから、照れ隠しに笑っちゃう。
「やっと笑った。もしかして緊張してる?電車の中からずっとムスってしてた。」
「えっ………うん。すっごくしてる。恭ちゃんはしてないのかなぁ、と思って、見てた。」
「そっか。俺はまだかな。たぶん着替えたら緊張すると思う。」
「大丈夫かな?あたし。」
「大丈夫だって。いつも通りにやろう?俺が一緒じゃん。」
恭ちゃんがとっても頼もしい、大人に見えた。
背だってそんなに変わらないし、まだまだ細いし。
あたしの方が大人だと思ってたのに。

