そう。 あの日、美由は大慌てで、洸輝を呼びに行ったらしい。 だけど、戻ってきた時には、あたしは意識を失ってるしで、大騒ぎになったみたい。 会社関係の人たちからも、お悔やみの言葉を貰うしで、大変だったのだ。 「これ、好きなんでしょ?」 美由がコンビニの袋から取り出したのは、あたしの大好きなレアチーズケーキだった。