――ねえ、洸輝…。 あたしね、美由さんみたいに、自立したカッコイイ女じゃないみたい。 やっぱり、好きな人と結婚して、赤ちゃんを産んで、幸せに暮らす…。 それが、一番の夢。 ごめんね。 だから、あたし。 あなたに、迷惑かけてばっかり。 心配させたり、イライラさせたり…。 仕事の足を引っ張るだけの存在には、なりたくないんだけとな。