ツーと、足をつたって流れてきたものは…、


「血…?」


何で?


あたし、出血してるの?


「亜美さん!?本当に大丈夫!?」


思い切り動揺した美由は、あたしに言った。


「まさか、妊娠してるんじゃないの?」



やっぱり、鋭い美由には、すぐに分かっちゃった。


「お願い!洸輝には言わないで。タクシー呼んで」