「お帰り亜美。出かけてたのか?」 「あ…、ただいま。洸輝も帰ってたんだ」 絶対、まだ会社だと思ってたのに。 チラッと見ても、美由の姿がない。 「今日は、もう仕事は終わり。美由はいないよ」 「そうなんだ…」 もう~!肝心な時はいないんだから! まだ、心の準備が出来てないんだよね。 洸輝と二人きりなんて、ちょっと気まずい。